ブラジル色のリズムの中に終始さわやかでカラフルなハーモニーが移り変わるこの曲は、一聴すると分かりやすく聞こえますが、実際に演奏しようとすると、意外と複雑な進行をしていてかなり手こずります。
上の譜面のソロは、そんな中でもさすがメセニーというか、キャッチーなフレーズだけでこの進行の上を軽々と動いていくので感動します。2ページ目の3段目などはやっていることはわかりやすくても陳腐ではない絶妙なバランス感覚だと思います。5段目の処理も1コーラス目のF#と2コーラス目の5度上のC#で少し変化が付いていてとても収まりがよいと思います。
アルバムのテイクではソロはギターソロの2コーラスのみですが、ライブ版では長いピアノソロなども聴けます。そちらもいつかトランスクライブしたいと思います。
メセニーはちょっとしたベンドというか、指板の上を指がたくさんスライドするので、そこをどのくらいまで譜面に起こすか迷いました。上の譜面は実音なので、ギターのパート譜として読む場合は1オクターブ上げる必要があります。
リードシートも自作のものもありますが、パットメセニーの楽曲はほとんどすべて楽譜が出版されているので、ここにアップロードすることは控えたいと思います。
7月の演奏予定です↓
7/20(土)は手島甫トリオ@三鷹ウナマスです。よろしくお願いいたします。
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