これまでも、KORGのアナログモデリングデジタルシンセのKingKORGや、YAMAHAのFMシンセ、reface DX などはもっていましたが、アナログシンセを持つのは初めてのことで、それだけでもかなりうれしいものがあります。
しかもこのシンセはいろいろといじれる部分が多く、また先代の minilogue に比べて Multi Engine など様々な点で更に進化しており、ずっと触っていても飽きません。音もかなりよいように思います。内蔵のエフェクターもすばらしくて、単音を延ばし続けていろいろいじっていくだけでかなりいろんな表現ができます。
さて、このシンセはオシレーターが2つ(+Multi Engine)ついており、それぞれにピッチをいじることができます。
また、AMP EGと他にもう1つだけEGがついており、そのターゲットを「PITCH」「PITCH 2」「CUTOFF」の中から選べるようになっています。「PITCH 2」を選べば、2つのオシレーターの音のうち片方だけにEGをかけることができます。
これで思い出したのが、Lyle Mays が Pat Metheny Group の楽曲などでたくさん鳴らしているリコーダーのような爽快なシンセリードの音色です。
以前もあの音色について調べたことはあり、いくつかのサイトでその作り方を説明してくれてもいました。すなわちその作り方とは、
- 矩形波を複数のオシレーターから同時に出し、ローパスフィルターですこし丸い音にする
- EGを用いて、発音してすぐは音同士のピッチがずれていて、それがだんだん近づくようにする
というものです。矩形波ではなく三角波を利用してもよいように思います。
これを minilogue xd で再現するには、単純に二つのオシレーターから矩形波をだし、EGのターゲットを「PITCH 2」にして、EGをAttack 0、Decay を適度な値にして、ほんのわずかにオシレーター2のピッチだけ高く、もしくは低くすればよいです(低い方からしゃくりあげるのと高い方から低くするのと、本家がどっちなのかまでは詳しく見ていないので分かっていません)。
実際に作って、有名な"It's For You"の冒頭の部分を弾いてみました。
このときのパネルは下のようになっています。
オシレーターは両方矩形波、ピッチはVCO1が少し低め、VCO2が少し高めにしてあります(発音直後のズレがおさまった後もすこしだけうなるようにしてある)。そして、EGはVCO2のピッチにのみかけていて、「EG INT」は12時の方角より少し右、つまりVCO2のピッチを発音直後だけ少し高くしています。
また、内蔵のリバーブ「Plate」とモジュレーター「Ensemble」をうっすらかけています。あとPortamentoも少し。
せっかくなので、It's for youのライブ動画も貼っておきます。
せっかくなのでこれを使って打ち込みで楽曲なども作っていきたいと思っています。
せっかくなので、It's for youのライブ動画も貼っておきます。
せっかくなのでこれを使って打ち込みで楽曲なども作っていきたいと思っています。
Thank you very much for posting this. With your helpful tutorial, along with this article, https://www.musicradar.com/how-to/the-art-of-synth-soloing-how-to-get-lyle-mays-signature-synth-sound, I was able to make a very accurate sound on my Minilogue xd. It is very fun to play along with it.
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