George Benson & Al Jarreau "'Long Come Tutu" ("Givin' It Up") / Herbie Hancock's Piano Solo / Transcription

まだジャズを意識的に聴くようになる前、中学生の頃に、家庭でかかっていた関係で好んで聴いていたアルバムに、George Benson と Al Jarreau の "Givin' It Up" というアルバムがあります。


このアルバムの3曲目に、'Long Come Tutu という題の曲が入っているのですが、これは実質、Miles Davis の有名なアルバム "Tutu" の表題曲 "Tutu" (作曲は Marcus Miller)です。



そして、中学生の頃は全く認識せず何度も聴いていたのですが、この曲には Herbie Hancock が参加しており、短いもののとてもカッコイイソロが聴けます。

まずギターソロ直前の短い16小節のソロ(2分7秒あたりから)


そして、Al Jarreau がスキャット?で盛り上げた直後のピアノソロ(4分42秒あたりから)





どちらもザ・ハービーというようなフレーズのオンパレードで、Gマイナー一発の上でとても自由にいろんな音を出しながら、全体ではしっかりとメリハリをつけ、しっかり収めて次に受け渡すという、天才的なソロだと思います。

音使いとしては、

  • モチーフを半音ずつ下げながら展開する
  • G diminished scale の利用
  • G#マイナーやEメジャーへのリハモ
のようなものが見られるでしょう。


Herbie Hancock のこういう短いソロは、彼の最近のアルバムでもたくさん聴け、そのどれもが謎のかっこよさを纏っているので、他にもコピーしたいです。

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