Up With The Lark / Jerome Kern

Jerome Kern 作曲の Up With The Lark という3拍子の曲について書きます。

この曲は Bill Evans Trio が主に晩年によく演奏していた曲です。最後の録音となった Consecration にも入っていますし、1973年の東京でのライブのテイクなども有名だと思います。YouTubeで検索すればたくさんでてきます。たとえばこれなどがあります。


ベースがマークジョンソン、ドラムがジョーラバーベラの、最晩年のテイクです。



Bill Evans Trio が演奏していたような構成でリードシートを書きました。



Jerome Kern の書く曲のメロディーの簡明さとコードとの関係の絶妙な緊張感はとても好きで、Smoke Gets in Your Eyes、All The Things You Are、The Song is You など大好きなのですが、この曲も例にもれず、何度弾いてもうれしくなるような奇跡的な作品だと思います。

後Aに戻る直前の4小節は M7(#5) のコードを全音ずつ下りてくるということをしています。これは無理矢理言えばある種の7(M7)だとも捉えられます。

原曲と思われるものもYouTubeに上がっていて、こちらでは Verse も聴かれます。




Bill Evans Trio 以外でやっているテイクはあまり見かけませんが、探してみると意外とあったりします。




6月の演奏予定の方もよろしければご覧下さい↓

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